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9.3*明日はいよいよマンマミーア千秋楽! [*劇団四季について]


今日コメントをくださったtomoさんへ..
ごめんなさい、間違えて削除ボタンをWクリックしてしまって
コメントが消えてしまいました(涙)
せっかく書いてくださったのに本当にごめんなさい…
よかったらもう一度投稿して頂けると嬉しいです><


**
明日はいよいよマンマミーア!東京公演が千秋楽ですね…!
32歳、四季史上1番若いドナデビューを今年1月にされてから、
ほとんどお休みなしで約半年以上ドナ役を演じられた
私の大好きな女優さんの一人、樋口麻美さん。
樋口さんが以前、NHKの携帯サイトニュース&スポーツにて
数週間に渡って特集された「女子力」インタビューを転載したいと思います。



第1回
N&S:「女子力」って、ズバリどんな力だと思いますか――?

麻美:今回の地震でもそう思ったのですが、
こういう災害時に底力を示すのって母のチカラだと思います。
女子力というより“母力”というのかな。

N&S:そこには何が?

麻美:やっぱり守るものがあるからこその、母の強さを強く感じます。
今、母親の役を演じていて「守るものがあるというのは強いな」ってすごく感じます。

N&S:守るものがあると…?

麻美:自分を超えますね。自分のチカラを超える…、自
分の枠にとらわれない、自分だけではなく、他にも影響を及ぼしていきます。
もしかして、それが女子力につながるのかな、と思います。

N&S:男性にはない、母性本能に近いものなのでしょうか?
麻美さんは、ご自分で女子力があると思いますか?

麻美:どうでしょう。普段はすごくサバサバした性格で、女っぽさは丸っきりない方なんで。

私、阪神淡路大震災に遭遇しているんです。
学生時代で、児童劇団に所属していました。
私、その時、長女の役をやっていたので子役の幼い子供たちも一緒にたくさんいたんです。
その子供たちがみな、怖がって大変でした。
そこで、その子供たちをひとつの部屋に集めて、防災訓練したんです。
「これをこうしたら大丈夫でしょう?」て。自然にやっていました。
「やろう」という感じではなくて、ほんと自然に…

N&S:それが麻美さんの女子力…?

麻美:「女子力」というかは分からないですが、やっぱり人間は助け合いです。
「自分ひとりが助かればいい」っていう考えには全くならなかったです。

N&S:麻美さんの舞台を拝見させて頂いたのですが、
見終わった後、見る前より、明らかに元気をもらった気がしました。

麻美:「マンマ・ミーア!」には「歌って踊れば、もう人生最高だよ!」
というメッセージがグッと込められています。
ミュージカルは一見、お祭り騒ぎみたいに見えるかもしれませんけれど、
でも、この作品のストーリーに描かれている"人生讃歌"というところが、
今、この時だからこそやる意味があるだと思っています。


一方で、計画停電している中、
こんなに煌々と電気をつけて申し訳ないという気持ちはあります。
だから、劇団では、出来るところから節電をしようと、皆で徹底して心がけています。
実は、私のセリフの中に、震災のイメージがある言葉があるんですが、
とても言いづらいと思いました。
でも、そのセリフ一つだけでも変えてしまうと、
お客さんは違和感を感じ、ふと現実に戻ってしまう可能性がある。
だから、グッと堪えて言いました。…こういう風に考えられるまで、3日かかりました。
「日本中にそういうパワーが溢れれば…東北の方々の復興に繋がれば」
という、ホントにその一心です。

N&S:プライベートなどで悲しいことなどがあっても笑顔で舞台に立つ。
お客様に「勇気を与えたい」と思ってですか?

麻美:それはやっぱり、お客さんが楽しみに来て下さるから。
私たちも、そのお客さんたちからエネルギーをもらうんです。
与えて与え合って…というのが舞台ならではのパワーじゃないかなと思います。


第2回
N&S:劇団四季に入られてから、今まで、常に第一線でご活躍をされていると思いますが、
そんなご自分を、自身でどんな風に感じますか?

麻美:役と役って繋がってるんですよ。
ひとつの役が次の役への橋渡しをしてくれる。
ジャンプをさせてくれる。
よく浅利慶太氏(演出家)が「役者というのは竹のようなものだ」って言うんです。
「スッて伸びる時は伸びる。けれど、こう、竹のように節があって、
悩んだり苦しんだりする時がある。そして、ある日、またスッと突然伸びる」って。

N&S:1本の竹になっていくんですね。

麻美:今回、ドナ役に挑戦できたのも、その糧になったのは、
「ウエストサイド物語」のアニタという役だと思います。
その時に、お姉さん気質を学び、それが活きています。
アニタという節がなかったら、今の役はできなかったんじゃないかって。
だから、ひとつひとつの役は私の中で、
全て繋がっていて、役が私を育ててくれているんです。


N&S:ご自分で、「竹のようにスッと伸びているな」って感じるときはありますか?

麻美:全くないです、もうずっと節のまま(笑)。
でも、演出家が見れば、スッといく時もあるみたいで、
そう言ってもらえるとすごく嬉しいです。
自分の中では「スッと伸びた」という実感はあまりありませんね。

N&S:ずっと節にいる時ってやっぱりツラいと思いますが、そこをどう乗り越えますか?

麻美:それは日々の努力…、努力という言葉はちょっと違う気もするんですけれど…。
自分の目の前にあるものを、ひとつひとつ乗り越えていく。それでしかないんですよね。
その積み重ねです。ある日突然何かできるっていうことは絶対にないと思うので。
その、努力というかコツコツ、コツコツとしたひとつひとつの積み重ねが、
竹として伸びるんではないのかな。
伸びていければいいな、という感じですけど。

N&S:絶対伸びていると思います。


麻美:いやいやいやいや、全然。
劇団四季に入ったのが15年近く前になりますけど、何も自分の中で変わっていないんです。
当初、研究所でずっとお掃除していた時と、何も自分の中で変わるものがないんですよね。

N&S:周りの対応などはどうですか?

麻美:後輩ができて…彼女たちを育てていかなければならない
というのはあるんですけれど、自分の役者としての生き方というか…常に戦っている、
常に格闘しているところでは、ホントに何も変わってないですね。

N&S:役者さんていうのはどういうものなんでしょう…?

麻美:役者は終わりなき道ですね。本当に終わりがないです。

N&S:幼い頃からミュージカルの俳優さんになりたいって思っていらしたんですか?


麻美:ええ。小学校4年生の時に「オペラ座の怪人」を見てから、
もう「ここに入る!」っていう風に、勘違いをして(笑)。
それからもう、ミュージカルまっしぐらです。
それ以外の道っていうのは自分になかったんですね。
この世界に憧れて憧れて、ずっとコツコツコツコツやってきたという感じです。

N&S:そのコツコツコツコツの積み重ねが、竹として伸びるんですね。


第3回
N&S:小学4年生の時に劇団四季の舞台を見てから
ミュージカル俳優を目指されたということですが…実際に夢が叶ってみてどうですか?
思い描いていた世界と違いはありましたか?

麻美:やはり「プロの世界は厳しいな」と思います。
でも、自分の"好きなこと"を仕事にできていることは恵まれていることだし、
自分のやりたいことをして生きていけていることはすごく幸せです。

N&S:今、出演中の「マンマ・ミーア!」では、9年前には娘役のソフィを演じられ、
そして今度は、その母親のドナ役をやられているんですよね…
役はどのように決まるのですか?

麻美:オーディションです。

N&S:そうなんですか?! 劇団内で行われるんですか?

麻美:劇団四季の中でのオーディションもあれば、外部の方と一緒のものもあります。
海外作品では、海外スタッフによるオーディションの時もあります。

N&S:オーディションを受けること自体にもハードルはあるのですか?


麻美:もちろんです。さまざまな役柄を積極的にお稽古して、
オーディションを受けさせてもらいます。
深く椅子に腰掛けていたら何にもチャンスは来ないんですよ。
劇団四季にはチャンスはもの凄く溢れているんですけど、
でも、自分からやろうって思わないとそのチャンスはチャンスではないんです。

N&S:厳しい世界ですね。
オーディションを受ける時はどういう心境で臨まれるんですか?

麻美:練習してきたことをやるしかない、
オーディションのこの時を楽しむしかないって思っています。

N&S:観客席から見るとホントに華やかな世界で、
才能のある限られた人たちの世界のように感じます。

麻美:あっ、水面下はもがき続けています(笑)。
夢の世界だから、お見せしたら申し訳ないので…。
チケットを買って来て頂いているわけですから、
皆さんに楽しんで頂けるように、一生懸命やるだけです。

N&S:ミュージカルって、言葉を大事にしている所が強いと思うんですけど、
その部分ではいかがですか?


麻美:言葉は、とても大切です。一番大切にしているのは、作者が描いた台本です。
それを声にして伝えるのが、私たち俳優の仕事だと思っています。
だから、台本に描かれた感動を、そのまま自分の色をつけずに伝えたいと思っています。
その本に描かれている感動をしっかり言葉として
お客様に伝えていくことが我々の使命なんです。

N&S:歌で歌って伝えるのと、言葉で伝えるの違いますか?

麻美:伝えるという意味では同じです。
ただ、言葉のみの方が、音楽とダンスがなくシンプルな分、よ
りダイレクトに出るような気がします。
だから私が一番目指してるのは、ストレートプレイ(セリフ中心のミュージカル)なんです。
以前、「オンディーヌ」という作品をやらせて頂いた時、もう手も足も出なくて。
言葉だけの世界というのは、こんなに難しいものなのかって思いました。
だから、それをもう一度リベンジしたくてしょうがないんです。

N&S:新しい役をやる時にはどのような努力を?

麻美:片っ端から関連する資料や本を読むことは勿論ですけれども、
とにかく、台本に忠実である精神を持つことですね。
実は、今回のドナ役をやるにあたって、いつもより稽古期間が短くて。

N&S:今回のドナがですか?


麻美:浅利先生から「次はドナに挑戦してみないか?」とお話いただきました。
…実は私、遠い将来の夢だったんですよ、ドナは。最終目標ぐらいな感じだったんです。
まさか、こんなに早い時期にチャレンジできると思っていなくって。
それから大慌てで稽古して。
なので、余計に、台本に頼るしかなかった。
ホントに最後の最後まで台本にかじりついて
「台本に書かれてること忠実に伝えられるだろうか?」と常に思って、
「台本台本台本台本」って……。
一にも二にも三にも四にも五にも台本でした。


第4回
N&S:前回、新しい役をやる時、台本を何よりも大事にしているというお話を伺いましたが…

麻美:そうですね。私は、台本から作者の書いたメッセージを読み取るとき、
裏の裏を読もうとします。
「なんで?! なんでこの人はこう言うんだろう?」って否定してかかります。
初めから肯定して受け止めると、私の場合、自分の身体の糧にならないんです。

N&S:何回くらい、台本読むのですか?

麻美:もう毎日。

N&S:お芝居から離れた時は、どうですか?

麻美:やっぱり常に、お芝居のこと考えてしまいますね。
「セリフはこれで良いんだろうか。自分の中に、身体に、
役が入りきっていないんじゃないか?」という不安があります。

N&S:自分自身と役柄との境目が分からなくなってしまったりすることないですか?


麻美:そうですね…区別してるつもりなんですけども、
役柄に影響される所はあるみたいです。
以前、「夢から醒めた夢」でピコ役をやった後に
「麻美ちゃん明るくなったよね」とか言われました。
「あれ?私ってそんなに暗かったんだろうか」って思ったりして(笑)。
そこらへんは自分でも分からないかな、意識してないので。

N&S:日常生きていれば、自分自身の精神状態も色々ブレる時があると思うんですが、
その中でも役を演じ続ける…その強さってどこからくるんでしょうか?


麻美:何なんだろう…私も分からないです(笑)。
プライベートで心につかえることがあったとしても、劇場に入ると切り替わるんです。
俳優って"役"への切り替えのために心のジャンプをしなきゃいけないから。

N&S:ジャンプ?

麻美:はい。役への切り替えですね。日常から非日常へのジャンプをするんです。

N&S:そういう感覚って俳優特有なんでしょうか?
意識して、できるものじゃないですよね?

麻美:身体が反応しますね。開演20~30分前になってくると、
みんな、廊下でガヤガヤし始めます。
「あ、これって、みんなジャンプをし始めているのかな」って思います。
自分の中にある様々な感情をシェイクし始めて、心を整えて、
それぞれ"役"に向かっていくというか。

N&S:実際、舞台に出ると、“楽しい! 気持いい!”って思う?

麻美:実は、あまり楽しいとは思えないんです(笑)。
もちろん、お客さまから拍手を頂いた時はすごく
「ありがとうございます!!」って思いますけど。

N&S:演じている時はそんな余裕はないですか?
でも、歌っている時の麻美さんは、本当に気持ち良さそうに見えます。


麻美:全く(笑)。歌も台本と同様作曲家の書いたメロディーを正確に表現し、
作詞家の書いた歌詞を語ることが大事です。
なので、それを忠実に表現できているかどうか、毎日チェックをします。
気持ち良いと思える余裕は、ないんです。

N&S:客席からはとても活き活きと歌われているように見えましたけど…

麻美:そう見て頂けるのは嬉しいです。
「苦しそうだな」って思われるよりもいいですものね(笑)。
でも、やればやるほど怖くなるんですよ。


第5回
N&S:今回の『マンマ・ミーア!』では、以前、麻美さんが演じられたドナの娘役、
ソフィを、後進の方が演じていらっしゃいますよね。

麻美:そうですね。私も先輩方から役について色々教えて頂いて来ました。

N&S:後進に"伝えていく"という点で、気をつけていることはありますか?

麻美:やはり、劇団四季の方法論をしっかりとつないでいくことですね。
それが使命だと思います。

N&S:劇団四季の方法論というのは?

麻美:母音法と呼吸法と折れ法です。
言葉をきちんと伝えていくことは、本当に大切なことですから。

N&S:舞台に立つうえでの心構えなどはどうですか?

麻美:舞台に立ってる人もオンリーワンだし、それを支えてる人もイチバン。
そのひとつひとつに輝きがある…それが"劇団四季"という話もしますね。

N&S:舞台に…表に出ている人だけでは成り立たない。裏で支えてくださる人がいてこそ。
それぞれの人を大切に思い、お互いを尊重し合うということですね。
後輩の方から、精神面などでのご相談はありますか…?


麻美:ええ。私もみんなと同じ道を辿ってきているので、
「私の場合はこうだったよ」って伝えます。
自分が先輩から教わってきていることも含めて。

N&S:公演は長い期間になると思いますが、モチベーションを保つために、
どういう点に気をつけていますか?

麻美:とにかくストレスを溜めないことですね。
一番喉に悪いのは、精神面から来るストレスなんです。
ストレスが溜まるとパタッと声が出なくなってしまいます。

N&S:麻美さんのストレス発散法はどんな?

麻美:とにかく仲間と楽しく過ごすことです、一人にならない。
一人になっちゃうと落ち込んでしまうので、必ずみんなでいます。
劇団のみんなは戦友なんですよ、同じ板に立つ戦友同士、色々なことを分かち合います。

N&S:いつも一緒だと、逆に一人になりたいと思う時はない?

麻美:仲間と一緒にいるのが好きなんです。
一人の方が良いかなって思うのは、寝る時はくらい(笑)。

N&S:本当に気持ちが通じ合っているんですね。


麻美:ツアーをまわってる時は一日中一緒。毎晩、ご飯も一緒です。

N&S:なるほど。

麻美:ま、その土地の名物やお酒も頂きながら(笑)。そこでみんなで語り合うんです。

N&S:溜めないことが大事ですものね。食事面で気をつけていることなどは?

麻美:バランス良く摂ることですね。
私、もともと納豆や海藻類やきのこ類とか、体に良いと言われるものが好きなんです。
開演前も、納豆と自分で作ってきたひじき入りの玄米おにぎりを食べてます。

N&S:肌もとてもキレイですよね。

麻美:特別なこと何もしてないですよ。
やはり幼い頃からの食生活の積み重ねなのかなと思います。
親がそう育ててくれたのかもしれない。

N&S:身体は結局、食べ物で作られていますものね。
睡眠時間はどのくらい?

麻美:寝てていいよって言われれば、いくらでも寝てられるかも(笑)。
だいたい、お肌の再生ゴールデンタイムの12時までには寝るようにしてます。

N&S:寝ている時が麻美さんの癒しの空間?

麻美:そうですね。

N&S:(笑)。なんか凄い身近に感じられて嬉しいです。

麻美:普通の生活ですよ、私も、皆さんと何ひとつ変わりません。



第6回
N&S:麻美さんは自分で自分のやるべきことを分かっている、強い人間のように見えます。

麻美:全然そんなことないです。マイナス思考に陥るときもあります。

N&S:え?今までのお話だと全然そんな風に思えないんですけど。
どこらへんがですか?

麻美:けっこう落ち込むタイプなんですよ。ゴ~ンって。

N&S:そういう、落ち込んだときはどうしますか?

麻美:嫌な思いを…全部吐きだします。

N&S:どういうことで落ち込むの?


麻美:私、けっこう江戸っ子気質で「曲ったことがでぇっきれぇ」
という感じの性格なんです。
だから、自分の秩序に合わないことに遭遇したりするとホントに落ち込むんです。

N&S:人に弱みを見せることには抵抗はない?

麻美:けっこう出しちゃう方だと思います。
でも、なるべくマイナスに出ないようにしています。
明るく「バカだなぁ~」って言ってみる(笑)。
もし、そこでホントに「バカ!」って怒ってしまったら、
それが周りにも影響して、みんなが嫌な気持ちになってしまうでしょ?

N&S:落ち込むときもいい方向に転換していくんですね?

麻美:ええ。あまりにも落ち込み気質なのでそう言う風にしています。
昔はもっとひどかったんですよ。

N&S:いつからそういうふうになれたのですか?


麻美:いつからでしょうか?転機はなんだろう。
きっと落ち込み過ぎて、落ち込みの度合いが、自分を越しちゃったんじゃないのかな。
よく花粉症で言いますよね、自分の中の限界量を超えたら、発症するって。
それと似てるかな? 「樋口麻美、落ち込むのはもう充分だろう、もういいだろう」
って誰かに言われた感じなのかもしれない。

N&S:どっちが楽ですか?今とその時と。

麻美:今の方が楽になりました。少し楽に生きられるようになった気がします。

N&S:自分の中でバランスがとれるようになった?

麻美:頑なだった樋口麻美が、殻を一つ破ったのだと思います(笑)。

N&S:でも良い方に破って…

麻美:悩んでる皆さんもいたら一度、
自分のこだわりを壊してみたらいいんじゃないかと思います(笑)
中途半端にいるのが一番、心のために良くないと思うから。
振れるとこまで針を振ってみる…。

N&S:中途半端な所でウジウジしてないで、最後まで行ってしまえばいい?

麻美:そう、「行ってしまえ!」と言いながら、私は頑張ります。


第7回
N&S:これからのお話を…。今後、挑戦してみたい役は?

麻美:ずっと、『マンマ・ミーア!』のドナだったんです。
毎回言ってたんです「ドナ、10年後にやりたいな」って。
でも、今回やらせて頂いて…。
なので、次はストレートプレイで、言葉だけの世界に挑戦したい。
手も足も出なかったツラい過去があるので、
その壁を乗り越えたいという強い思いがあります。

N&S:その、手も足も出なかったというのは、どういう感じだったんですか?

麻美:「こんなにしゃべれないものなの? 私は日本人でこれは日本語なのに」
って思ったくらい全く語れなかったんです。

N&S:語れないというのは、その役に感情移入できなかったということ?

麻美:台本やその世界を深く理解できていなかったんだと思います。
してるつもりになっていただけ。自分が至りませんでした。

N&S:麻美さんもひとりの人間だから、
その芝居ごとに役として存在するのは難しくないですか?

麻美:難しいですよ。だから、台本に飛び込むしかないんです。役に飛びこまないと。
その役を愛して、その役に恥をかかせない様に、しっかりその役を生きることだと思います。

N&S:それって、普段の人間関係でも同じなのかな?

麻美:そう! 相手に飛び込んでいけば、相手の気持ちもおのずと分かってくる。
飛び込むことが大事。

N&S:一個人として、どんな女性になっていきたいですか?

麻美:いろいろなことを受け入れて包容力のある女性になりたいです。
でも、私、自分に自信がないんです。だから後輩にアドバイスするのもすごく苦手で。
例えばアドバイスした日などは、
一晩中「自分のしたアドバイスは果たして正しかったんだろか」
って悩んだりするんです。…これもかなりマイナス思考でしょう(笑)。

N&S:そんな風に見えないです。

麻美:それくらい、人に何かを伝えたり、与えたりすることが苦手なので、
それを自然にこなせるような女性になりたいですね。
不安でいっぱいなんです、ホントに。
だから全身で闘って生きていくしかない。
「これしかないんです。これを見て下さい」って。
正直に生きていく。

N&S:麻美さんの舞台から、その気持ちは伝わっていると思います。

麻美:自分は自分で他人にはなれないけど、人の心を理解できるような人になりたい。
「みんなで手をつないで、そのぬくもりを感じて生きていけたらいいな」
って、今すごく思います。


N&S:樋口さんが、いつも生活の中で大切に思ってることは?

麻美:ストレスなく、仲間と語り合って色んなことを
吸収消化していきながら暮らしていくことが、凄くいま自分の中では大切ですね。

N&S:いまの若者たちに向けてメッセージをお願いします。

麻美:いろんなことがある世の中、人生は一度きりですのでね、
自分に悔いなく夢をあきらめないで、自分を信じて、最後まで信じ抜いて、
夢を追いかけて欲しいと思います。



【樋口麻美さん取材後記】
笑ったり、困ったり、頬を膨らませたり…
インタビューの間、麻美さんの表情は次々と変わる。
舞台の上の印象とはまた違う顔。
「私、超マイナス思考でドーンと落ち込んだりするんです」
と苦笑いする麻美さんに、共感を持つ。
毎晩、仲間たちと食事をともにし、心の中のものを吐き出し、明日の活力を得る。
私たちと同じ。
ただ、自分のやるべきことをちゃんと分かっていて、そこに突き進むのに迷いがない。
そこに、何よりも勝る強さを感じた。

(取材担当:喜多 美奈代)


樋口さんのドナは、観終わったときにいつも「今回が1番よかった!」と思えて
観れば観るほど、大好き度が深まっていくドナでした[黒ハート]
明日もきっと最高のステージを見せて下さるでしょう…[ぴかぴか(新しい)]

ACL(ヴァルも観たい!!!)の先行予約のあと出掛けます(笑)

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